恋文不動産とは、「愛着ある家を気に入った人に使ってほしい」「新しいチャレンジを応援したい」という想いを持つ空き家の所有者と、「活動の場をつくり、地域を盛り上げたい」「引っ越しを機に何かをはじめてみたい」という想いを持つ未来の借り主を、奈良県生駒市が間に入り、ていねいにつないでいく取り組みです。
マッチングまでの期間は約3〜4ヶ月。物件を見ながら家主と交流する物件見学会を開き、物件を気に入った人が活用プランを提出。その後活用候補者を決定し、活用プランを実現に向けてブラッシュアップしていき、最終的なプレゼンテーションを経て、家主が活用者を決定する流れです。
生駒市の担当者、金丸さんによると、月に数件ほど「空き家を探している」という問い合わせをいただくのですが、ただ住むだけでなく、自分の夢を実現したい方や、地域のためになることをしたいという声がすごく多かったんです。そういう想いを聞けば聞くほど、何かお手伝いできればと考えるようになりました。
そこで、空き家の所有者はどう考えているのかを知るために、毎年配布するアンケートに「地域のために貸してもいいか」や「貸すための条件」という設問を加えたそうです。
貸してもいいと考えている人に直接会って話を聞いていく中で、自分が大切にしている家を気に入ってくれる人に使ってほしいという人が一定数いることに気づいた金丸さん。「この状況を市職員だけが知っているのはもったいない」「両者をなんとかつなぎたい」という想いから事業を組み立てていったといいます。
先日このブログでも「逆空き家バンク」について書きましたが、
こういった利用目的によっては貸し手もいいとか建物だけでなく地域もふくめて気に入った人に貸したい・・・という人が一定数いるんです。
こういった物件を丁寧に掘り起こしたり、こういう使い方をしたいといった意見にあった物件を新たに探したりという手間はかなり大変だと思います。
所有者の方は、将来的には賃貸や売却も考えていないわけではないけど、「誰にでも売ったり、貸したりしたいわけではない」、「いい人だったり、地域にとっていい使い方をしてくれる人だったら貸してもいい」という意見が本当に多いんですがそこまで色んな情報が届いていないということかなと思います。
企画としては素晴らしい企画ですが、時間をかけてやるには効果がすぐにでないという、民間では厳しいところを、自治体の熱心な職員の皆さんが頑張って丁寧にやっているので長い目で見れば地域にとっては効果が大きいだろうなと思います。
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