テレビでも取り上げられる「空き家投資」に関してちょっとシニカルに考えてみました。

先日、テレビ番組でも取り上げられていましたが、「空き家投資」がブームになってます。

しかし実際にはテレビで特集されているということは もはや成熟期に入っているといってもいいでしょう。

なのでこれから「空き家投資」を考えている人は かなりレッドオーシャンに飛び込む勇気が必要です。

そもそも空き家投資とは、築古物件(空き家)を安く購入、リフォームして賃貸物件として稼ぐことで、物件購入+リフォームの初期費用が低いため、投資しやすく特にサラリーマンの副業として広がりました。

他にも2拠点生活や多拠点生活、テレワークの普及により、都心からある程度はなれた戸建てに対するニーズが増えたことや、地方でもセーフティネット住宅として活用するケースが増えたこともあると思います。

これらは 自治体によっては補助金がついたりするケースもあり、いっそう「空き家投資」に対するハードルを下げることになりました。

空き家投資に関するメリットについては、インスタグラムやyoutube等でたくさん確認することができますが、空き家ならではのデメリットや問題点もたくさんあるので注意が必要です。

例えば、そもそも空き家が増えているその地域に、賃貸物件に対するニーズがあるのかどうか?

その地域に人が住み続けること自体が困難になってきたから 空き家が増えているのではないか?

また、建物に関してもいくつか確認しておく必要があります。

空き家になって長く時間がたっている場合は特に、リフォーム代が思った以上にかかるケースや、空き家のまま放置されてきた理由、例えば近隣とのトラブルがあったりすると、購入したものの足場が組めなかったり境界が決まるまでリフォームができない・・・といったこともあります。

僕が依頼された案件でも、ずいぶん前にちょっとした境界問題から隣人とトラブルを抱えており、仮設足場を建てることも許してもらえず工事が先に進まなかった事や、いざ境界を確認する段階になってトラブルになり売買そのものが保留から取りやめになったこともあります。

こういったこと、空き家に関しては結構あることなので、インスペクションを含め物件や周辺状況は十分に調査することが大事です。

特に、地域に住んでいないとわからないことも多いので、そのあたりは地元の工務店さんや不動産屋さんを味方につけておくのがいいかと思います。

また、リフォームで内装や設備に関しては新しくしても、躯体に関してはそのまま使うことがほとんどなので、躯体そのものの寿命があとどれくらいなのかということもつかんでおくことが必要ですね。

それは最終的に解体しなければならないとなった時の解体費用も含めてです。

今のこの「空き家投資ブーム」、ブームゆえに同様の物件が市場に増えることで空き室リスクや家賃の値下げのリスクもあることもお忘れなく。

ということでネガティブな事ばかりしゃべってしまいましたが、最初に言ったようにテレビのワイドショーで取り上げられるということはブームの終盤ということは間違いないので参入についてはくれぐれも慎重に。

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