ランドバンクとランドセットは言葉はにていますが実は全然違う

前回空き家問題に「ランドバンク」の手法が効果的、という話をしましたが、よく似た不動産業界の言葉に「ランドセット」というのがあります。

よく似た言葉なのでつい空き家対策に関する言葉かと思いきや、調べてみると逆に空き家増加の原因の一つ、ともいえる手法でした。

このランドセットとはまさに字のごとく「ランド=土地」をセットに土地と建物をゼロから購入し、賃貸経営をするというものです。

一時期、地方でも田んぼをこわして賃貸アパートが乱立した時期がありました。

これまで賃貸アパートのオーナーの多くは、元々所有している土地にアパートを建て、管理していたのが、この「ランドセット」ではランド=土地と建物をゼロから購入し、賃貸経営をするというもの。

土地を持たない人にもチャンスが広がる一方、オーナーの多くが多額の借金をして経営に乗り出すため、リスクも大きくなりがちです。

このランドセットを使ったものの中で、その後の運用が思ったようにいかず、そもそも多額の借金をして経営に乗り出すため、リスクも大きくなり、赤字に苦しむオーナーも増えている問題がニュースにもなってました。

今は落ち着いたようですが、今後も低金利時代に資産を増やしたいオーナー、貸出先を求める金融機関、そして賃貸住宅メーカーなどの思いから今までアパートなど縁がなかったような地域にも出てくる可能性がありますね。

ただ最近の傾向としてこういった物件をあまり求めない雰囲気があります。あくまで個人的な感覚ですが・・・。

新型コロナウイルスの影響は働き方にも大きな変化を与えました。

リモートワークやオンライン会議などで場所を問わず働くことができるようになり、ワークスタイル変革の引き金になったとも言えます。

このワークスタイルの変化は、ゆったりした自然の中で仕事や子育て、趣味などの活動が行える【地方×戸建て(空き家)】を求める傾向を強めることになりました。

空き家管理士協会ではこういったライフスタイルのサポートをしていければと思います。そうすることが地域の活性にもつながるし、たくさんの笑顔につながります。

これからはまさに「地方が面白い時代」といえるのではないでしょうか。

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