【実家の空き家問題】子ども世代に向けた現状と将来の対策アンケート

今回のアンケートでは、実家を所有する男女492人を対象に「実家の空き家問題」について調査が行われました。

興味深い結果として、「実家をなくすことに抵抗はあるか」という質問に対して、「とてもある」「まあある」の回答者が66.8%であり、約7割が実家をなくすことに抵抗感を抱いていることが明らかになりました。

調査対象者のうち、現在実家が空き家であると回答した人は3.7%であり、「親世代以上の一人暮らし」が18.9%となり、これらの高齢者の単身世帯が「空き家予備軍」とされています。

また、「親世代以上の複数人で生活」の家でも、子ども世代が戻ってこない場合に将来的に空き家になる可能性が高まるとされています。

アンケートでは、「実家をなくすことに抵抗がある人の理由」として、1人暮らしのフリーランスなどの場合、収入面での頼り先がなくなる恐れや、両親の思い出に対する愛着が挙げられています。

「実家が空き家になった場合」において、圧倒的1位は「売却して現金化」(186人)ですが、2位から4位は自分や「兄弟が住む」、「賃貸や駐車場にする」など手放さない選択肢がおおいようです。

あと、「建物は親のものだが、土地は借地」というケースも多くあり、空き家の地代を払わないためには土地を返却する必要があることも指摘されています。

この場合は建物を解体して更地にして返却となるので新たに解体費用が発生することも考えておく必要があります。

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