先日もお話しましたが、4月から相続した土地について、「遠くに住んでいて利用する予定がない」、「周りの土地に迷惑がかかるから管理が必要だけど、負担が大きい」
といった理由により、土地を手放したい人は一定の要件を満たした場合に、土地を手放して国庫に帰属させることを可能とする「相続土地国庫帰属制度」が創設されました。
今回法務省が、初めて2か所の土地を引き取ったと発表しました。
4月の施行から5カ月で 全国の相談件数およそ1万4000件に対して、申請件数は885件。そのうちの2件がようやく国庫帰属されてということで、要件確認に時間がかかるのか、そもそもハードルが高いのかどちらにしても思っていたほどのインパクトはない印象ですね。
ちょっと気になったので法務省のHPで よくある質問等見てみたのですが、まず相談は、事前予約制で、相談を希望する方は、できればインターネット上の「手続案内予約サービス」から予約をする。
相談時間は1回30分以内で、30分を超える場合は、改めて予約が必要となるそうです。という事で事前にしっかり準備できることはしておかないと何度も足を運ぶことになりそうです。
また、法務省も この制度が過去に例のない新しい制度であることや、制度開始当初は調査に時間を要する可能性があることから、制度開始からしばらくの間は、承認申請の受付後、半年~1年程度の期間が掛かるものと思われます という風に書いています。
という事で実地調査に時間がかかっているというのが現状のようですね。
ただこの制度は国が行っている施策という事で安心という面では大きいかなと思います。
今 民間でけっこう不動産売買の詐欺も多いようなので十分注意して誰かに相談して即決しないことも必要かなとおもいます。
どちらにしてもまず、不動産の処分を考えたときには、自分で価格の相場を把握しておくことが大事です。
具体的には、自分で周辺の物件のリサーチをしたり、公示地価や路線価などの公的価格を調べたりすることが挙げられますし、複数の不動産会社の査定を受けておくことも良いかと思います。
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