地方都市の空き家活用は「逆空き家バンク」で決まり。

最近、空き家バンクの進化系として、「逆空き家バンク」なるものが登場してきました。

以前から、民間では さかさま不動産さん がこういった借りたい人の情報を発信するサービスをやっていましたが、こちらはカフェや雑貨屋など、全国の「熱いやりたい思い」が集まっているのでなんだかクラウドファンディングのサイトを見ているような印象をうけるかもしれませんね。  

また、自治体としては小松市が去年の12月に「小松市さかさまバンク」として実施してますが、こちらでは家族構成、希望地域などを入力、居住用を探している人が多い印象です。

今回注目している藤枝市の「逆空き家バンク」現在掲載されているのは7つの思いです

想い1.天井の高い倉庫などを活用し、レコーディングスタジオを作りたい

想い2.空き家を改修し、居住や宿泊施設として再利用し、再度命を灯したい

想い3.戸建ての賃貸物件を探しています

想い4.シェアファクトリーを拡大させたい

想い5.元トマト農家ですが、家庭菜園としてトマト栽培ができる賃貸物件を探しています

想い6.空き家を活用して、地域の居場所づくりをしたい

想い7.空き家を活用して、障害がある方のシェアハウスを作りたい

いろんな思いを込めているのは すばらしいのですが、利用予定人数・利用目的・希望金額や希望地域などを掲載するのは当然として、せっかくなら希望者の顔写真や利用後のイメージ画像なども掲載すればいいのになあ・・と思いました。

行政だから難しいのか、でも貸す方は少しでも情報が多い方が安心してアクション起こせると思います。

利用希望者の希望というと、カフェやコーヒースタンド、ゲストハウスなど観光地じゃないと難しいんじゃないか、と思う方が多いと思いますが、障害者用のシェアハウスや、お年寄りのグループホームなどを考えている方もいがいといるのです。

今の空き家の所有者の方 とお話をする中で、将来的には賃貸や売却も考えていないわけではないけど、「誰にでも売ったり、貸したりしたいわけではない」、「いい人だったり、地域にとっていい使い方をしてくれる人だったら安くて貸してもいい」という意見が本当に多いです。

もちろんいい人だと思って貸したけど、ご近所とトラブルになってしまった・・という事もあります。

しかしそういった可能性を少しでも減らすための手順をこれから一つ一つやっていくべきですね。

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