島の空き家バンクに空き家がない!!

長い間、県全体で地価の下落が続いている香川県の中で、市町別の住宅地で唯一上昇したのが直島町です。

過疎高齢化が進む島が多い中 ほかの離島にはない特異な現象が起きています。

直島は 高松港からフェリーで約1時間、瀬戸内海に浮かぶ島です。

この直島町でも8年前から空き家バンクをつくり マッチングを進めています。ところが、ほとんどが1000万円以下で購入できることもあり、登録した物件はすでにすべて売約済みとなり 逆に物件を募集というか探している状態ということです

今年の地価調査では、香川県の市町としては唯一上昇ということで特に島でこういった状況はほんと珍しいんじゃないかな。

8年前 空き家バンクで500万円ほどで購入した土地にカフェとともにたてた宿泊施設は、すでに3か月先まで予約で一杯 とくに外国人観光客のニーズが絶えないそうです。

直島は 瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっている 瀬戸内海にある小さな島です。

外国人にも人気の 水玉模様で知られる草間彌生さんや、数々の美しい名建築で知られる 安藤忠雄さん の作品が島のあちこちに散りばめられているほか

有名な美術館があるだけでなく、芸術家による作品が点在していたり、建物自体が芸術作品として建てられていたり、島全体がアートの世界にあふれています

とはいえ、この空き家人気はちょっと異常に感じます。

他の島も芸術祭の時はそれなりに盛り上がりますがここまで移住者をひきつける魅力はなんなんでしょう

じつは直島町は農業や漁業などの一次産業だけでなく、大正時代からの歴史をもつ精錬業や、観光業など、離島としては仕事の種類の多いこともあるのかもしれません。

直島の人口は3,000人強。全体的には減少傾向にあるので空き家が増えてくる事はまちがいないとおもいます。ただ全国的な観光地での 海外資本や投機目的の空き家の売買については気を付けなければいけないと思います。

移住したいという需要に対し、空き家という供給がたりないので地価が上がる うれしい悲鳴といえばそうですが、ただ島自体には空き家はけっこうあると思うので、そういった物件の 空き家バンクへの登録をすすめる施策が必要なんでしょうね。

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