実家のことが心配なあなた。そもそも「空き家」の定義って知っていますか?

今さらながらですが、そもそも「空き家」ってどういうものをいうのでしょう。

イメージではなんとなく理解しているつもりでも、定義となるとどうなんだろう・・・。

国土交通省によると空き家の定義とは・・・

・一年以上誰も住んでいない状態

・一年以上何も使われていない状態

建物が使用されているかどうかは、つぎの項目をもとに判断されます。

・建物の用途

・人の出入りの有無

・電気・ガス・水道の状況

・住宅の登記記録の内容

・所有者の住民票の内容

・適切な管理の有無

・所有者の主張

これらの項目から1年以上使用されていないと判断された建物が「空き家」に指定されます。

ということで築年数も古く傷みなどがあって、住んでいる人がいないように見えても、所有者が定期的に荷物の搬入や搬出などをしていて、倉庫のように使っている場合は、空き家に該当しません。

またマンションやアパートなどの共同住宅の場合は、すべての住宅が空室にならなければ空き家に該当しません。

もしも実家に誰も住んでいない場合は、空き家と判断されないようにするにはこの3つに気をつけてください。

・賃貸、住居、別荘、倉庫など使い方はさまざまでも、使用されているかどうか?/用途不明の場合は空き家として判断されやすくなる

・管理されているかどうか?/住宅や土地の安全面、衛生面に問題がある場合は注意だけではなく、改善がない場合は行政代執行などもありえる

・登記記録や住民票に不備がないか?

空き家を放置してしまうと、さまざまなリスクがあります。

老朽化による倒壊のリスクや、不法侵入されて犯罪に使われてしまうリスク。

ゴミなどが放置されれば衛生面や景観の問題もあります。

もし「特定空き家」に指定されれば、自治体から助言・指導、勧告・命令・代執行と強めの圧力もかかり、代執行の場合は取り壊される可能性も。さらにその費用は所有者の負担です。

さらに、法改正により「特定空き家」だけではなく「管理不全空き家」に指定された場合、固定資産税が6倍にも上がることが決まりました。

実家の事でご心配があればお気軽にお問い合わせください。

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