「空き家×農業」の可能性も大いにあると思います。

空き家活用の可能性の一つに「空き家×農業」というのもあります。

基本的にビニールハウスの代わりに空き家を活用というのが多いと思いますが、生育環境がマッチするのであれば、コスト的にも強度的にも優位な部分が多いと思います。

佐賀県鹿島市の山間部ではパエリアなどの西洋料理に使われる香辛料「サフラン」を空き家を活用して栽培していて、生産者が花を摘み取る作業などに追われています。

サフランはアヤメ科の植物で、ほのかで上品な香りを持ち、料理を黄色く色付けできるため、パエリアやブイヤベースなど西洋料理の香辛料として使われています。

このあたりの地域では14年前から空き家や休耕田を活用してサフランを栽培しているそうです。

サフランは気温が低下すると開花するため、ことしは例年より10日ほど遅く球根から花が咲き始めたということで、花1輪から3本しか採取できない赤いめしべの部分をより分け、めしべが乾燥すると、香辛料などに使われるということです。

スーパー等で見たことある人は知っていると思いますが、サフランってかなり高級食材でなんです。

また、空き家で雨や風の影響を受けずに丁寧に栽培しているため、味や香り、それに色づきなどの品質が高いと評価されていて、最近では毎年6万株以上を栽培しているということです。

以前、紹介したことがあるかもしれませんが、さいたま市にあるタクシー会社では、空き家のスペースを活用して、「キクラゲ」を育てています。築47年の木造住宅で、長年空き家になっていたことや再建築不可だったことから、70万円で購入できたそう。

居室は、キクラゲの棚を並べるために、躯体を残してスケルトンに。コストを抑えるため、棚を置けない浴室や廊下などはほとんど手を加えず、そのままの状態で残しているという。

タクシー会社という事でコロナ禍で会社の経営が苦しくなったことをきっかけに栽培を始めたそうですが、出荷量は月に約600~700キロもあるそうです。

今回のサフランもそうですが、ある程度価格が高い農作物でであることが空き家活用との相性にも影響があると思います。

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