今年で3回目を迎える瀬戸芸の効果が出てきています。まだまだ局地的な効果しか出ていませんが地域住民の意識も少しづつ変わってきているようです。
空き家とアートは相性が良くて、今まで埃っぽいだけの古い空き家が、アートのフィルターを通すことで何とも言えない一つの作品になっていく様を今まさに体感している最中です。
こういった体験がもっと増えると空き家に対するイメージももっと良くなるんでしょうね。
瀬戸内海にある「アートの聖地」と呼ばれる直島の地価が2年連続で上昇した。香川県が19日発表した2019年の基準地価(7月1日時点)によると直島町の全用途平均は1.3%上昇(18年比0.4ポイント増)した。現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)の主要会場として注目度が高く、観光客や移住者の増加などにより土地の需給が逼迫している。
地価上昇の背景の一つが、アートによる地域振興だ。直島町観光協会によると、主要施設の合計で1990年に約1万人だった観光客数は、安藤忠雄氏が設計した地中美術館の開館や瀬戸芸の開催などにより、18年には50万人を超す観光地となった。
こうした観光客らが島の魅力に引き寄せられ、移住者も増えた。香川県によると18年度は前年度比16%増の92人が移住した。観光客の増加に伴う簡易宿所や飲食店に加え、移住者による住まい探しもあわさって土地の需要が高まっている。
「土地や空き家を持つ島民と、移住希望者をつなぐプラットフォームができたことも大きい」。山岸代表が地域おこし協力隊として活動していた15年、空き家バンクを備えた移住支援サイト「直島カラーズ」ができた。
移住希望者が不動産を探すハードルは下がったが、空き家や土地の供給量が少ないという課題が浮上。もともと直島は住宅としての適地が少ない上に、移住者が増える前は言い値で取引されてきた習慣があり、適正価格での売却について島民の理解を得るのが難しい時もあるという。山岸代表は「直島が好きになって、暮らしたいと思った人たちを、少しでも受け入れられるように、物件の掘り起こしを進めていく」と力を込める。
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