解体しかできないような空き家の場合、解体した後にどんなストーリーが描けるかが大きな意味を持ちます。
今回のケースでは、住宅地の中に農地を作ることで利便性がよいだけでなく、災害時には避難場所の機能も待たせることができるという、いくつものwinが重なる利活用になります。
この記事でも提案されていますが、接道の問題で空き家のままで放置され、廃屋のようになってしまった物件の新しい活用法として大いに検討する価値はあると思います。
大阪城の東にある城東区のほぼ中央に、空き家活用でホットな蒲生四丁目(通称がもよん)というまちがある。
空き家を活用、飲食店などに利活用されている建物が多く、大阪でも変化が起きているまちのひとつである。
そのがもよんで新しいビジネスがスタートした。家庭菜園「がもよんファーム」である。
2018年の台風で地域の空き家が4軒、被害を受けた。修復は難しいほどの被害に、違う使い方はないかと考えた。そこで思いついたのが家庭菜園だ。
これまでの市民農場などは、現状は使っていない農地の有効活用のため、元々農地のあったところを中心に立地しており、都心近くなど利便性の高い立地はあまり多くはない。
その点からすると「がもよん」の家庭菜園はこれまで農地そのものが無かった都心近くの住宅地である。
木造密集地域であることから、災害には避難場所になる、延焼を防ぐ空間になるという声もある。また、農園を使う人同士で会話が生まれ、新しい地域のコミュニケーションの場としても機能し始めているという。
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