都市部の空き地が放置されているのを見かけたことはありませんか?「建てない活用」を取り入れることで、こうした空き地が新たな価値を生み出し始めています。今回ご紹介するのは、代々木上原に誕生したユニークなプロジェクト「コモリス」—都市の小さな森をシェアする取り組みです。
東京に現れた都会の森「コモリス」とは?
2024年4月、東京・代々木上原駅から延びる商店街沿いに、45平方メートルの空き地を活用した「コモリス」(正式名称:シェアフォレスト)が誕生しました。予定されていた建物の建設が延期され、その間の暫定的な利用方法として登場したこの小さな森は、都市生活に新たな息吹を与える空間として注目されています。
コモリスの仕組みと魅力
コモリスでは、賛同者が月額約7000円を支払い、6カ月間にわたってこの森をシェアします。ここでは、木々の下でのんびり過ごせるベンチや、ペット向けのユニークな設備が整っており、愛犬家にとっても魅力的な場所です。金曜日と土曜日の午後には一般開放も行われ、地域の住民が緑を楽しむことができる新たなコミュニティスペースとなっています。
空き地の価値を高める!シェアフォレストの可能性
不動産の視点から見ると、こうした空き地の利用法はその土地の価値を大きく高める可能性があります。シェアフォレストはただの暫定利用に留まらず、地域社会に認知され、愛される場所へと変わることで、将来の活用に向けた準備が整います。駐車場として使うよりも、街の印象をポジティブに変えるこのようなプロジェクトは、今後の土地利用にとって大きな武器になるでしょう。
緑で街を温める—シェアフォレストの効果
さらに、こうした小さな森は「場を温める」という役割も果たします。人々が自然に集まり、その場所に愛着を感じることで、長期的に見ても土地の魅力が高まります。将来的に建物を建てる際にも、あらかじめ親しまれていた場所という点で他と差別化することが可能です。空き地が暫定的に利用される際、ただの収益確保ではなく、地域に喜ばれる空間を提供することは重要です。
都会の中の小さな森を体験してみませんか?
都市の中に現れた「コモリス」は、これからの土地活用の新しいモデルとして注目されています。興味を持った方は、ぜひ現地を訪れ、このシェアフォレストが生み出す特別な空間を体感してみてください。詳しい開放日や利用方法は、ウェブサイトから確認できます。
空き地の新しい活用方法として登場した「コモリス」のシェアフォレストは、単なる暫定利用に留まらず、地域に愛される場所へと進化しています。このような取り組みは、都市の緑化とコミュニティ形成に大きく貢献し、将来的な不動産価値の向上にもつながる可能性があります。都会に増えつつある「シェアフォレスト」という選択肢が、これからどのように発展していくのか、大いに注目されています。
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■山下裕二 プロフィール━━━━━━━━━━━━━━
妻と一男(大学2年生・大阪在住)一女(高校3年生)の4人家族。
気が付けば、空き家を管理してもうすぐ20年。
これから空き家を管理するだけではなく、資産として利活用する方法も皆さんと一緒に考えていきたいです。
一般社団法人空き家管理士協会 代表理事
https://www.akiyakanrishi.org/
空き家管理舎パートナーズ 代表
https://www.akiyakanrisha.net/
有限会社 山下建設 代表取締役