空き家問題に新たな光!外国人が注目する地方物件の魅力

日本では、空き家問題が深刻化しています。特に、地方の空き家の所有者と借りたい、または購入したいという外国人との間に大きなズレが生じています。この記事では、外国人の視点から見た日本の空き家の魅力と、それに関わる問題点について解説します。

空き家物件の取引が難しい理由

多くの空き家物件は、物件価格が安いため、地元の不動産業者にとって手数料収入が見込めません。そのため、不動産業者は空き家取引に対して消極的です。特に外国人が購入を希望する場合、さらにその傾向が強まります。

外国人が求める物件と日本人の違い

日本人は一般的に駅近物件を好む傾向がありますが、外国人はその限りではありません。都心から車で2、3時間かかるような場所でも、自然豊かな環境があれば気にしません。むしろ、外国人にとっては海や山、田んぼなどの「日本らしい風景」が魅力的に映り、駅から離れている物件が人気です。特に「ポツンと一軒家」のような孤立した物件に興味を示す外国人も多くいます。

空き家が外国人にとって新たな価値を持つ理由

多くの人が「空き家」と聞くと、古くて使われていない家というイメージを持つかもしれません。しかし、外国から来た方々にとっては、この空き家が新たな価値を持っています。実際に、アメリカ人のアレン・パーカーさんはその可能性に注目し、外国人向けに空き家を紹介するサービスを展開しています。

アメリカ人アレン・パーカーの空き家再生プロジェクト

アレン・パーカーさんは、「パルテノンジャパン」の代表として、外国人に向けた空き家紹介サービスを提供しています。彼が空き家に興味を持つきっかけとなったのは、高校時代に岩手県遠野市で過ごした1カ月の交換留学経験です。さらに、上智大学在学中に東日本大震災を経験し、被災地での空き家問題に強い関心を抱きました。

その後、2020年に「Akiya&Inaka」というサイトを立ち上げ、日本全国の空き家物件を外国人に紹介するサービスをスタートしました。彼の顧客の約90%が外国人であり、多くが日本の生活を楽しみたいという理由で空き家を購入しています。

外国人が好む日本の空き家の特徴

外国人が特に好むのは、畳の部屋や伝統的な日本家屋です。日本人にとっては手入れが大変だと敬遠されがちな砂壁や土壁も、外国人にとっては非常に魅力的に映ります。さらに、庭付きの物件を希望する外国人も多く、日本の自然と文化を存分に楽しめる環境を求めています。

空き家の新たな可能性

アレン・パーカーさんの取り組みは、日本の空き家が新たな価値を持つことを示しています。特に地方の空き家が、外国人にとって日本の魅力を体感するための場所として注目を集めているのです。空き家の有効活用が進むことで、地域の活性化にもつながるかもしれません。

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■山下裕二 プロフィール━━━━━━━━━━━━━━

妻と一男(大学2年生・大阪在住)一女(高校3年生)の4人家族。

気が付けば、空き家を管理してもうすぐ20年。

これから空き家を管理するだけではなく、資産として利活用する方法も皆さんと一緒に考えていきたいです。

一般社団法人空き家管理士協会 代表理事
https://www.akiyakanrishi.org/

空き家管理舎パートナーズ 代表
https://www.akiyakanrisha.net/

有限会社 山下建設 代表取締役

https://www.instagram.com/yamashita_construction/

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