地方の空き家が「負動産」から「宝の山」へ
最近、空き家活用に関するこんな声をよく耳にします。
「地元の人は身近すぎて空き家の魅力に気づいていない。それがもったいない」。
実際、その通りだと感じています。地方にはまだまだ大きな可能性が眠っているのです。
総務省のデータによれば、2023年10月時点で日本全体の空き家率は13.8%と過去最高を記録しました。特に地方の空き家率は深刻で、徳島県や和歌山県では20%を超える地域も見られます。
しかし、こうした地方の空き家こそ「宝の山」と考える専門家も増えています。
その魅力を3つの観点から詳しくご紹介します。
地方の空き家が持つ3つの魅力
- 戸建て賃貸物件の少なさマンションに比べて、戸建て賃貸物件は全国的に供給が少ないのが現状です。しかし、広い家を求める子育て世帯や自然に囲まれた生活を望む層から一定の需要があります。地方では戸建てを賃貸に出す文化が根付いていないため、多くの家が空き家のまま放置されています。この需要と供給のギャップを埋めることで、安定した収益を期待できます。
- 低コストで高利回りが狙える物件地方には、路線価以下で購入できる物件が多く、初期投資を抑えながら高い利回りを狙える点が魅力です。競争が少ないエリアではさらに高い収益が期待できます。たとえば、外国人投資家も地方の空き家市場に注目し始めています。
- リモートワークの普及による移住需要働き方が多様化し、リモートワークが普及したことで、生活拠点を地方に移す人々が増えています。この流れは今後も続くと予想され、地方の空き家投資の需要が高まるでしょう。実際、奈良県近郊の東大阪や石川県金沢市では、多少アクセスが悪くても賃貸需要があるケースがあります。
空き家投資成功の鍵 計画性
空き家投資を成功させるためには、事前の収支シミュレーションが欠かせません。
たとえば、以下の要素を慎重に計算する必要があります。
- 購入価格
- リフォーム費用
- 家賃設定
実際の事例では、300万円の物件に同額のリフォーム費用をかけ、8–10年で投資を回収できたという成功例があります。
このように、計画性を持つことが安定した収益を得る鍵です。
私たちの取り組み 地方の空き家の可能性を広める
地方の空き家は、見方を変えれば大きな可能性を秘めています。地元の人にとって当たり前すぎる風景の中に、他の地域や国の人々にとっての魅力が隠されています。私たちは、こうした可能性を発掘し、多くの人に伝える活動を続けています。
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■山下裕二 プロフィール━━━━━━━━━━━━━━
妻と一男(大学2年生・大阪在住)一女(高校3年生)の4人家族。
気が付けば、空き家を管理して20年。
これから空き家を管理するだけではなく、資産として利活用する方法も皆さんと一緒に考えていきたいです。
一般社団法人空き家管理士協会 代表理事
https://www.akiyakanrishi.org/
空き家管理舎パートナーズ 代表
https://www.akiyakanrisha.net/
有限会社 山下建設 代表取締役