空き家活用ではアートに関するものも多い。また、昔の個人病院の建物は趣のある場合が多く空き家を探している人には人気があります。
今回のケースも取り壊しの話が出たようですが思い出のある建物を残したいとの申し出が建物の復活につながったようです。
令和初日の一日、十年間空き家だった金沢市新竪町の元医院が、ギャラリー「おはなしのつづき」として再出発する。
ピンクの外壁に白い窓が映える昭和初めの洋風建築。幼いころに「かわいい不思議なお家」と建物を見ていたガラスペン画家の細川理衣(りえ)さん(35)が作品を飾る。
かつてここで細川さんの義理の曽祖父、祖父が地域医療に尽くした。一階が医院、二階が住まいだった。その間取りを生かした。
建物は三、四年前に取り壊して駐車場にする話も出たが、理衣さんの母でギャラリートネリコ(同市池田町)を営む細川伸子さん(63)が「理衣の作品を飾りたい」と申し出た。伸子さんは幼いころに医院に通い、「まちのお医者さん」と親しんだ思い出がある。
三十日はオープンに向け、マグカップや小皿、バッグなどの展示を整えた。オーナーとなる伸子さんは「昭和、平成、令和と歴史が続き、新しいお話が始まる」とほほ笑んだ。
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