先日受けた相談で、空き家になっている実家を相続したものの、田舎だし道路に面していないので売れそうにない、できれば早く手放したいけどどうしたら良いでしょう・・・といったものがありました。
基本的に空き家や空き地を手放すには、売却と寄付の2つの方法があります。売却したり賃貸にだしたりして収入を得ることができればいいのですが、老朽化が進んでいる場合や、価値が低い場合は、なかなか買い手や借り手が見つからないことが多いです。そういう場合、 所有者責任として近隣住民の苦情には対応して必要な手入れ、補修などの管理をしなければなりません。
そうなると寄付という選択をすることもあります。
寄付先としては自治体や個人・法人になりますが、個人・法人の場合は贈与税などの税金がかかる場合があるので注意が必要です。
また、個人間で不動産の寄付を行う場合は後々のトラブルを避けるためにも「贈与契約書」を作成するのが無難です。
今回相談を受けた物件については隣接しているご近所さんに安く買ってもらうか、どうしようもなければ自治体などに寄付できないか、というものでした。
しかし、多くの場合、自治体も積極的には受け入れてくれないことが多いです。
固定資産などの財源が減る事や 寄付された家の管理も自治体が請け負うことになるのでコストがかかるという理由です。
経験上、自治体への寄付はかなりハードルが高いですが、まずは自治体の担当課に相談してみましょう。
空き家バンクへの登録や、空き家解体の補助金、不要物の処分費の補助など使えるものがあればこの機会に利用してみることもお勧めします。
あと、いろんなSNSなどで情報発信してみるのも良いですね。
自分では思ってもみない活用を探している人もいるものです。
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