四国では最近インバウンドの受け皿としても空き家を使った民泊が注目されていますが、まだまだお遍路さんをターゲットとした遍路宿への活用どまりです。それもまだまだビジネスとして確立している感覚はありません。
お遍路さんを取り巻く環境も大幅なアップデートが起こるかもしれませんね。地元に暮らすものとしては複雑な思いですが。。
四国の風景を彩る「お遍路さん」の姿が減り、88カ所の札所それぞれのそばにある宿のありようも変わりつつある。四国経済連合会と地銀4行による四国アライアンスがまとめた調査報告書によると遍路道にある旅館は2016年に219軒と1997年の3分の2に減り、寺院が経営する宿坊も24軒とほぼ半減した。ただ、個室中心のビジネスホテルは225軒と20年で6割増え、お遍路の「客層」の変化が見て取れる。訪日客の受け入れへ多言語対応など新たな動きもあり、遍路文化継承の一助となっている。
サーフィンの聖地として世界的に有名な徳島県海陽町。國方由紀子さんは土地の魅力や住民の開放的な人柄にほれ込み、サーフィン好きの夫と17年に東京から移住した。
築50年ほどの空き家を改装し、ゲストハウス「お宿・キッチン みつ佳」を開業。23番札所の薬王寺(徳島県美波町)から35キロメートル、24番札所の最御崎寺(高知県室戸市)までは43キロメートルと札所の間に位置することから、お遍路さんも多く利用する。外国人も歩き遍路で訪れる。
「もともと訪日客が多かった地域だが、英語が話せず対応できていなかった」と國方さんは話す。東京では外資系企業に勤務しており英語が堪能。ゲストハウスのホームページは英語で併記し、実家の新潟から持ち込んだ古家具を配することで日本らしさを押し出す。
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